またまた久しぶりの釣行記。前回は6月か・・。この間、四国南西部は台風に見舞われ(四国だけじゃないが)ウネリのために釣りにならない日が続きました。でも何もしなかったわけじゃなく、ジギングに出てハマチ釣ったり、夜の船釣りのイカ釣りをしながらクエを狙ってみたりとゴソゴソはしていました。僕にとって海に出ていないときは息をしていないのと同じようなもの(言い過ぎか?でも、実際こういう人っている)。
さて、今回は沖ノ島でタマメ、モンツキ、ナベワリをぶっこみで狙いました。標準和名ではハマフエフキダイ、クロホシフエダイ、フエダイです。沖ノ島のタマメ釣りは夏の風物詩ですね。 12年ほど前、一夏こればっかりやったことがありますが、一晩で50Lクーラー一杯、もしくは2ヶ一杯という釣果が普通でした。24号ナイロンがいとも簡単にギーーバンッと一晩に何回も切られ、繋げれば何メートルというウツボをシバき、無数の蚊の大群と戦い、無風湿度100%というコンディションの中汗だくになり、一匹釣るごとに息が切れ、睡魔が襲い半開きの瞼の向こうにケミホタルの光が海面に突き刺さり、手はしわしわ、筋肉痛、服はびっちょり、目はシバシバ、胃は荒れ、頭痛がしてくる・・・。なんでこんなことしながら釣りをしなきゃならないんだ?と。 しかし、倦怠感漂う臼闇の中、ぼんやりとした穂先の明かりが、ある瞬間に、ほんの一瞬にして海面めがけて突き刺さり、イシダイ竿が根本から折れ曲がり、竿受けがきしむ。一気に鼓動は高鳴り、血圧は上昇し、アドレナリンは全身を駆けめぐり、狩猟本能が覚醒される。 勝てば月夜に吠え、負ければ海面に罵る。こんな楽しいことはない!が、体力は恐ろしく消耗する。
ナベワリ(フエダイ、九州ではシブ鯛)について一言。めちゃめちゃうまい。白身のトロ、煮付けはクエより上?この界隈で釣れる魚の中でも5本指の中に入る旨さ!これさえいれば外の魚はいらない、かも。今回の本命はコレ。ナベ釣りに行くと言ったらマニ◯釣具の◯西さんが仕掛け作ってくれました。釣って食わしたくれと。
てなかんじで物語は続く…。
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